派遣エンジニアとは?派遣エンジニアの仕事や年収、おすすめ派遣会社を紹介!

転職市場動向分析

公開日:2020.06.10

更新日:2025.03.25

派遣エンジニアと聞いて、派遣だからあまり高収入が見込めない、仕事が長期的に続かない印象を持ってしまう方が多いのではないでしょうか。
派遣を含むどの働き方が「本当に自分に合っているのか」と考えてしまう人も多いかもしれません。

派遣エンジニアはプロジェクト毎に働くことが多く自身のITスキルを向上出来たり、場合によっては高収入を確保することも可能です。
自身の時間を管理しやすく、複数のプロジェクトに関わりながら、プライベートな時間を充実させる派遣エンジニアの方も多くいます。


本記事では、派遣エンジニアの仕事内容やメリット・デメリット、ITエンジニア職種の紹介、派遣エンジニアにおすすめ情報サイトや派遣会社の比較、派遣からフリーランスに独立したいエンジニアにとっておすすめのフリーランスエージェントなど詳しく解説していきます。

特に下記の方にこの記事を一読していただきたいです。

・今後派遣エンジニアを検討している方
・派遣エンジニアとして活躍をされている方
・派遣についてより深くまで理解したい方
・派遣エンジニアとしてエージェントを1度も活用したことがない方
・派遣エンジニアからフリーランスに転向を希望している方
・各派遣会社の特徴を知りたいエンジニアの方
・ITエンジニアを今後検討している/興味がある方

<目次>
1.派遣エンジニアとは?
2.派遣エンジニアのメリットとデメリット
<メリット>
・プログラミング知識などITスキルを幅広く得られる
・仕事内容を選択できる
・人脈の拡大ができる
<デメリット>
・正社員との待遇の違い
・責任のある重要な業務を任されにくい
・雇用期限に上限がある
・働き方が似ているフリーランスの方が待遇やキャリアパスが良い
3.派遣エンジニアは未経験でも活躍出来る?
4.派遣エンジニアとフリーランスの年収の違い
5.派遣エンジニアとして活躍出来るITエンジニア8職種
システムエンジニア(SE)
プログラマー
Webエンジニア
フロントエンドエンジニア
サーバーサイドエンジニア
スマホアプリエンジニア
データベースエンジニア
インフラエンジニア
6.派遣エンジニアにおすすめの派遣会社や情報サイトの比較【14選】
パーソルテクノロジースタッフ
リクルートスタッフィング
パソナテック
エンジニアガイド
Modis
type IT派遣
ブレーンゲート(Brain Gate)
テクノウェイブ(TECHNOWAVE)
ツリー(treee)
リツアンSTC(RSTC)
ラクスパートナーズ
【その他】
Indeed(インディード)
求人ボックス
Googleしごと検索(Google for Jobs)
7.派遣からフリーランスに独立したいエンジニアにとっておすすめのフリーランスエージェント5選
レバテックフリーランス
ランサーズエージェント(Lancers Agent)
フリエン(Frien)
ITプロパートナーズ(ITPRO PARTNERS)
TechStock(テックストック)
8.エンジニアの人口は今後どうなる?
9.まとめ

 

 

 

1.派遣エンジニアとは?


派遣エンジニア関連画像
派遣エンジニア関連画像

派遣とは、自身が登録した派遣会社から企業に派遣され、派遣先の指示のもと業務に携わる働き方のことです。

 

派遣エンジニアとは、派遣会社から企業に派遣されたITエンジニアのことを指します。
本来雇用される場合、労働者は働く企業と契約を結ぶことになりますが、派遣の場合は派遣先企業と労働者は直接雇用契約を結びません。

派遣会社と派遣社員が雇用契約、派遣会社と派遣先企業が労働者派遣契約をそれぞれ結ぶことになります。雇用契約は派遣期間中のみ発生するため、登録しただけでは契約が成立しないです。

 

派遣社員は契約のスタイルによって「常用型派遣」「登録型派遣」「紹介予定派遣」の3つに分かれます。

 

常用型派遣は、派遣会社の正社員として雇用され、特定の企業に派遣されます。
登録型派遣は、派遣会社からの紹介を受けて希望の就業先が見つかった時だけ雇用契約を結びます。
紹介予定派遣は、派遣先企業に正社員や契約社員などの直接雇用されることを前提に一定期間派遣として働くことです。

 

一般的に派遣として使われるのは「登録型派遣」がほとんどでしょう。
なお、2015年労働者派遣法の改正により、すべての派遣が同一の職場で働けるのは『上限3年』と定められています。専門26業務のみ認められていた『期間の上限無し』という例外も撤廃されています。

 

 

 

2.派遣エンジニアのメリットとデメリット


派遣エンジニアのメリットデメリット
派遣エンジニアのメリットデメリット

派遣エンジニアとして働く上でのメリットとデメリットを解説していきます。
まず、派遣エンジニアのメリットについて解説します。

 

<メリット>

・プログラミング知識などITスキルを幅広く得られる

派遣エンジニアで働くメリットとして、Java、PHP、JavaScript、Ruby、Python、Swift、Kotlin、Perlなどのプログラミング知識など、ITスキルを幅広く身に着けられます。

 

正社員のITエンジニアやフリーランスとしてでも、もちろんITスキルなどの知識は得られますが、派遣エンジニアの場合、それぞれ派遣された会社で新しく知識を学習することが出来ます。

派遣先やプロジェクト毎によって都度勉強し吸収していくのは大変ですが、自身のスキルアップにつながります。

 

派遣エンジニアとして働くことで、正社員のエンジニアやフリーランスより最新で幅広い知識を身につけられる機会は多いでしょう。

 

 

・仕事内容を選択できる

派遣エンジニアで働くメリットとして、仕事内容を選択出来ることです。

 

派遣エンジニアとして、自身の希望している仕事だけに取り組むことが可能です。
正社員のITエンジニアの場合、一度入った会社にある程度長くいることが前提であるため違う仕事を希望している場合の選択肢は広くないです。

 

派遣エンジニアの場合、求人・案件やその求人・案件のプロジェクト毎に派遣されますので、自身のやりたい仕事を選び働くことが可能です。

また派遣エンジニアの場合、比較的エンジニア未経験でも職を見つけやすいです。

 

正社員のITエンジニアやフリーランスエンジニアの場合、エンジニア未経験では職を見つけることは困難でしょう。

 

 

・人脈の拡大ができる

派遣エンジニアで働くメリットとして、人脈を広げることが出来ます

 

派遣エンジニアは最高でも3年で会社や求人・案件を移るため、それぞれの会社や求人・案件で一緒に働いていた周りの人との関係性を構築することができます。
正社員の場合、営業職などの職種でない限り、人脈はかなり狭くなってしまいがちです。

 

派遣エンジニアであれば、各職場で社内外の人脈を構築することが出来ますので、非常に幅広い人脈を形成することが出来ます。

また、その人脈の中から、新たな仕事を獲得したりプロジェクトに参加したりすることも可能でしょう。

その他、仕事で困ったことがある場合も人脈が広いと誰かに相談することもできます。

 

 

派遣エンジニアのデメリットについて解説します。

 

<デメリット>

 

・正社員との待遇の違い

派遣エンジニアで働くデメリットとして、年収や福利厚生などの点です。

 

派遣エンジニアであるため、正社員のITエンジニアと待遇の違いがあることは、ある程度は仕方ないことです。
派遣エンジニアは時給計算であることがほとんどなので、長期休暇のある月は収入が減少したり、ボーナスも期待はできません。そのため、年収面では正社員のITエンジニアに引けを取ってしまうことも有り得ます。

 

派遣エンジニアとして優秀なITエンジニアの場合、逆に派遣になったことにより年収が上がることもあります。
福利厚生面では、住宅手当(家賃補助)や家族手当など、派遣エンジニアとして、正社員のITエンジニアと同等の待遇を望むことは難しい可能性もあります。

 

自身で計画的な貯金やライフプラン設計をしていくことが必要になります。ただ、福利厚生が充実している会社もあります。

派遣会社に登録し、福利厚生面が充実している派遣会社を探していくこともおすすめです。

 

 

・責任のある重要な業務を任されにくい

派遣エンジニアで働くデメリットとして、責任のある重要な業務を任されにくいことがあります。
派遣エンジニアは企業や組織の中では弱い立場にあることが多いです。そのため、責任ある重要な業務を任されることは少ない傾向があります。

 

責任ある大きな仕事を任せられるのは多くが正社員のITエンジニアやハイスキルを持っているフリーランスエンジニアでしょう。
重要な業務を任され、結果が出せればキャリアアップにも大きく貢献できます。

 

しかし、派遣エンジニアはそのような活躍の機会には恵まれにくいです。そのため、派遣エンジニアがキャリアアップをすることは難しい可能性があります。

 

 

・雇用期限に上限がある

派遣エンジニアで働くデメリットとして、雇用期限に上限があります。
労働者派遣法が改正され、「派遣契約期間は同じ職場において3年を上限とする」ということになっています。

 

そのため、3年が経過すると別の職場に移る必要があります。さまざまな経験をできるという点ではこれはメリットですが、条件のよい職場を見つけても3年で移らなければならないのはデメリットでしょう。
なお、派遣元の事業所との間で雇用期限が設定されていない無期雇用派遣契約を締結している派遣エンジニアは3年ルールの適用外となります。

 

この場合派遣先は、数年にわたり継続して派遣エンジニアを受け入れることができます。

 

 

・働き方が似ているフリーランスの方が待遇やキャリアパスが良い
派遣エンジニアで働くデメリットとして、フリーランスの方が待遇が良い傾向にあります。

 

派遣エンジニアとフリーランスは、自身が希望する求人・案件に参画出来る点やワークライフバランスを重要視出来る点において、働き方が似ています。
キャリアアップについて、派遣エンジニアよりフリーランスエンジニアの方が重要度の高い仕事や経営に関わる上流工程に携われる可能性が高い傾向にあります。
収入面について、派遣エンジニアとフリーランスエンジニアを比較すると、求人・案件によっては倍近く収入が違うこともあります。

 

また、派遣エンジニアと比較してフリーランスは、正社員のITエンジニアと同等の福利厚生を受けることができるフリーランスエージェントも数多くあります。
派遣エンジニアとして経験を積むことは良いことですが、長期的な目線を考慮するとフリーランスエンジニアとして独立することも検討してみましょう。

 

派遣エンジニアとしてではなく、フリーランスとして活躍を希望/検討している方は是非ご覧ください↓
おすすめのフリーランスエージェント一覧

 

 

 

3.派遣エンジニアは未経験でも活躍出来る?


派遣エンジニア関連画像
派遣エンジニア関連画像

派遣エンジニアはエンジニア未経験でも採用される/活躍出来るでしょう。

 

派遣エンジニアはエンジニア未経験でも活躍出来る要因の1つとして、IT業界の深刻な人手不足があります。
IT業界の飛躍的な拡大やIT技術の急速な進歩、エンジニアの高齢化などにより2030年までに79万人のITエンジニア不足に陥る可能性があります。

 

また、dodaが発表した転職求人倍率レポート(2020年4月)によると、技術系(IT・通信)は10.71倍となっており、非常に高い数値を示しています。
現代の生活においてインターネットやWebサービスは必要不可欠となっているため、今後もIT人材の供給が追いつかず人材不足の状況が続くと推測されています。
そのため企業は、エンジニア未経験の人材でも積極的に採用をしています。

 

エンジニア未経験が活躍する方法の1つとして、プログラミングスクールで基礎を学習し派遣エンジニアとして働く選択肢もあります。
近年プログラミングスクールは就職サポートが付いているものも多く、プログラミングスキルを身に付けて、そのまま就職することが主流になりつつあります。
たとえば、DMM WEBCAMPやテックキャンプ エンジニア転職などが有名なプログラミングスクールになります。

 

 

 

 

4.派遣エンジニアとフリーランスの年収の違い


派遣エンジニア関連画像
派遣エンジニア関連画像

この章では、派遣エンジニアとフリーランスとの年収の違いについて解説していきます。

 

株式会社リクルートジョブズ「2019年6月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査-」の調査によると、関東・東海・関西エリアの2016年7月~2019年6月におけるIT技術系人材の時給相場は2,069円という結果が出ています。

 

もう少し、比較しやすいように下記にて具体的な条件を用いてそれぞれの月収と年収の違いを見てみましょう。

<条件>
エリア:東京都内
ポータルサイトの開発運用
開発スキル:PHP、JavaScript、MySQL、Linux
実務経験:PHP開発経験3年以上
稼働日数:週5日
精算時間:140~180時間
期間:長期(3ヶ月以上)
担当工程:詳細設計、実装、テスト、保守・運用・障害対応

 

派遣エンジニアの場合:
月収:42~48万、年収:505~576万円

 

フリーランスの場合:
月収:80万、年収:960万円

 

上記例は類似している条件であるため、多少金額が前後する可能性もあります。
しかし、派遣エンジニアよりフリーランスの方が、倍近く収入に差があることが分かります。

 

派遣エンジニアとフリーランスの金額の差の1つとして、案件の商流の違いが挙げられます。

フリーランスで参画出来る求人・案件は商流が浅いエンド直や1次請けなどが多い傾向にあります

 

そのため、それら求人・案件に参画し易いフリーランスの方が派遣エンジニアと比較して高収入を獲得しやすいということです。

その他、フリーランスエージェントによってはエンド直や1次請け求人・案件の特集が組まれていたりもします。

 

 

 

5.派遣エンジニアとして活躍出来るITエンジニア8職種


派遣エンジニア関連画像
派遣エンジニア関連画像

この章では派遣エンジニアとして活躍出来るITエンジニア職種を8つ紹介していきます。

 

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、システムの設計・開発・テストを行うエンジニアを指します。同様の業務を手がける職種としてプログラマーがありますが、企業やプロジェクト毎により異なります。
システムエンジニア(SE)は主に開発フェーズの中で上流工程と呼ばれる部分を担うことが一般的です。

 

派遣エンジニアではなく今後、フリーランスとして活躍を希望/検討している方または興味/関心がある方は、
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プログラマー

プログラマーは、コンピューターを動かすJava、PHP、Java、Ruby、Python、Swift、Kotlinなどのプログラム言語を用いて、様々なシステムやソフトウェアを開発を行うエンジニアを指します。
物流システムや金融システムなどの企業が使用するもの以外にもテレビやスマートフォン、電子レンジなど、身の回りのあらゆるところにプログラムが活用されています。

 

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Webエンジニア

Webエンジニアは、Webサイトやモバイルサイトにおけるアプリケーションの開発を行うエンジニアを指します。

その対応範囲の広さから、フロントエンド、サーバサイドなど担当領域を分けて業務にあたる場合もあります。

 

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フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリのフロントエンド側の設計・構築・カスタマイズを行うエンジニアを指します。
フロントエンドは、ユーザーと直接データのやり取りを行う要素のことで、Web制作ではWebブラウザ側(クライアント側)を指します。

 

Webデザイナーのデザインをもとに、HTML/CSS、JavaScript(jQuery)、PHPの設計や実装、WordPressなどのCMS構築やカスタマイズを担当します。

 

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サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、サーバー側で行う処理に対して必要なプログラムの開発や、サーバーで扱うデータの管理を行うエンジニアを指します。
サーバーサイドエンジニアは、Webサイトやアプリ、データベースを連携させたり、データベースの中にある情報の検索・保存・変更を行うために必要な処理をJava、PHP、Ruby、Python、Perl、JavaScript、C言語、C++などのプログラミング言語を使いコーディングを行います。

 

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スマホアプリエンジニア

スマホアプリエンジニアは、iPhoneやAndroidなどスマホで使用するSNS、ソーシャルゲームなどのスマホアプリの設計、開発を行うエンジニアを指します。

 

スマホアプリエンジニアは、要件定義から設計、プログラミング言語による開発、動作テスト、アプリストアへの申請、運用・保守など、多岐にわたり仕事を行います。
スマホアプリは、iPhone用アプリの場合SwiftやObjective-C、Android用アプリの場合JavaやKotlinを主に使い開発を行います。

 

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データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの開発・設計、もしくは運用・管理を行うエンジニアを指します。
データベースエンジニアは、企業の情報システムを支えるために不可欠なエンジニアです。

 

しかしデータベース製品を専門に扱うエンジニアは2020年現在も少なく、近年では技術者としての市場価値も上昇しています。

 

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