公開日:2021.12.02
更新日:2025.03.25
将来的にフリーランスへの転向を検討されている方はいませんか?
近年働き方改革やコロナ禍などの影響によって、新しい働き方としてフリーランスが注目を集めています。
企業や会社に所属せず、時間や場所にとらわれず働けるフリーランスで、自分のスキルを活かして働きたい方もいるでしょう。
しかし、フリーランスとしての働き方に関心を持っていても、フリーランスについてよく知らず不安を感じている方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、フリーランスの代表的な職種や必要なスキルについてご紹介します。
合わせて、フリーランスになるうえで必要となる、手続きや準備についても詳しく解説。
この記事を読めば、フリーランスについて正しい知識を身に付けられますよ。
あなたの経験職種のフリーランス案件相場を確認しませんか?
<目次>
1.フリーランスとは?
フリーランスと自営業の違い
2.フリーランスの代表的職種一覧
システムエンジニア(SE)
フロントエンドエンジニア
サーバーサイドエンジニア
インフラエンジニア
ゲームエンジニア
組み込み/制御エンジニア
プログラマー
Webデザイナー
グラフィックデザイナー
コピーライター
3.フリーランスエンジニアとして長く活躍するためのスキル
ITスキル
コミュニケーションスキル
自己管理スキル
マネージメントスキル
4.フリーランスになるための手続きや準備
クレジットカードやローンの手続き
届け出関係をきちんとする
仕事探し方法の検索
5.まとめ


フリーランスとは企業や団体に所属せずに、個人として仕事を獲得し収入を得る働き方です。
語源には諸説ありますが、中世ヨーロッパにおいて雇われた兵を「自由な槍」と呼んだことからきているという説が有名でしょう。
フリーランスとして活動する際に法的な根拠はなく、自分のスキルや専門技術を活かして個人で働くのであれば、職種は問わずだれでもフリーランスを名乗れます。
近年フリーランスに注目が集まっており、ランサーズの調査によると2021年のフリーランス人口は1,670万人で、2018年と比べて500万人以上増加していました。
経済規模も2020年と比べて10兆円増加して28兆円となり、人口と経済規模ともに過去最大を更新しています。
コロナ禍の影響で広まった在宅勤務とともに、働く時間と場所に融通が利く働き方として、フリーランスは今後も拡大していくでしょう。
フリーランスと自営業は混同されやすいですが、言葉の意味自体に違いはほとんどありません。
どちらも企業に所属せず、個人で独立して事業を行う働き方を指した、社会的な呼び名です。
あえて区別するとすれば、
・フリーランス:働く時間や場所が決まっていない
・自営業:働く時間と場所が決まっている
という風に分けるとイメージしやすいでしょう。
似たような言葉に個人事業主がありますが、自営業やフリーランスとは違って法人化せずに開業届を提出した方を指す税法上の区分です。
個人事業主は自営業に含まれていますが、法人化した場合は個人事業主として扱われません。


自分のスキルや専門技術を活かすのであれば、どのような職種でもフリーランスを名乗れますが、代表的な職種のジャンルとして挙げられるのは次の通りです。
・IT系
・コンサルタント・カウンセラー系
・マスコミ系
専門的な知識や資格が求められるものもあれば、誰でもすぐに始められるような職種もあります。
そのほかにも、フリーアナウンサーやフリーの声優なども、フリーランスとして扱われるでしょう。
今回はIT系の職種を中心に、具体的な職種をご紹介します。
システムエンジニア(SE)とはクライアントの要求から仕様を決定し、開発プロジェクトの管理や設計書を作成する、システム開発における上流工程を担当する職種です。
システムエンジニア(SE)に必要なスキルとして、
・ITに関するスキル・知識
・論理的思考力
・タイムマネジメントスキル
などが挙げられます。
フリーランススタートによると、フリーランスのシステムエンジニア(SE)の平均月額単価は65.6万円で、年収にして787.2万円です。
プログラマーが仕様書に沿ってコードを書く職種であるのに対し、システムエンジニア(SE)は主に仕様書を作成するため、プログラマーの上位職ともいえるでしょう。
システムエンジニア(SE)の求人・案件を少し覗いてみる↓
フロントエンドエンジニアはWebアプリケーションやWebサイトのUIを指す、フロントエンド部分の設計や構築、カスタマイズを担当している職種です。
ユーザーが直接目にする箇所を担当するため、Webデザイナーが作ったデザインを作成するほか、UIやSEOなどに配慮した設計を求められます。
フロントエンドエンジニアに必要なスキルとして、
・HTMLやJavaScriptといったコーティングスキル
・UIやUXに関する知識
・サーバーサイドの言語や知識
・デザインに関する知識
などが挙げられるでしょう。
フリーランススタートによると、フリーランスのフロントエンドエンジニアの平均月額単価は66.1万円で、年収にして793.2万円です。
フロントエンドエンジニアの求人・案件を少し覗いてみる↓
サーバーサイドエンジニアとはWebサイトや業務システムの裏側である、サーバー側で動作するプログラムの開発やデータ処理などを行うエンジニアです。
Webサービスの裏側の処理を担当することもあるため、フロントエンドエンジニアと対比してバックエンドエンジニアと表現されることもあります。
サーバーサイドエンジニアに必要なスキルとして、
・RubyやJava、Python、C言語などのプログラミングスキル
・サーバーやミドルウェアに関する知識
・開発環境に関する知識
・データベースに関する知識
などが挙げられるでしょう。
フリーランススタートによると、フリーランスのサーバーサイドエンジニアの平均月額単価は65.5万円で、年収に換算すると786万円となります。
サーバーサイドエンジニアの求人・案件を少し覗いてみる↓
インフラエンジニアとは主にIT関連業務におけるインフラストラクチャーの設計構築、および運用保守を行う職種です。
インフラエンジニア担当する業務によって、
・ネットワークエンジニア
・サーバーエンジニア
・保守・運用エンジニア
の3種類に分類できます。
インフラエンジニアに必要なスキルとして、
・ネットワークやサーバに関する知識・スキル
・クラウドスキル
・コミュニケーションスキル
などが挙げられるでしょう。
フリーランススタートによると、フリーランスのインフラエンジニアの平均月額単価は65.4万円で、年収にして784.8万円となります。
インフラエンジニアの求人・案件を少し覗いてみる↓
ゲームエンジニアとはその名の通り、ゲームの開発を専門に行うエンジニアです。
開発するゲームの種類や担当する分野によって仕事内容が異なり、代表的な職種として
・グラフィックシステム
・ゲームプログラマー
・R&D
などが挙げられ、それぞれに専門的なスキルや知識が求められます。
ゲームエンジニアの基本的なスキルとして、
・C++やJavaなどのプログラミングスキル
・数学に関する知識
・ゲームへの関心
などが挙げられるでしょう。
年収は担当する業務によって変動しますが、ゲームプログラマーの場合は約720万円となります。
ゲームエンジニアの求人・案件を少し覗いてみる↓
組み込み/制御エンジニアとは機械の動作、および制御に必要なシステムの開発を担当するエンジニアです。
組み込みは機械や家電が動作するためのコンピューターシステムを、機械に組み込む工程を指しています。
一方で制御設計は機械に組み込まれたシステムを、機械が正常に動作するように制御する工程です。
組み込み・制御エンジニアに求められるスキルとして、
・C言語やアセンブリといったプログラミングスキル
・TRONに関する知識・スキル
が挙げられます。
フリーランスの平均月額単価はフリーランススタートによると58万円で、年収に換算すると696万円です。
組み込み/制御エンジニアの案件を少し覗いてみる↓
プログラマーとは様々なプログラミング言語を用いて、システムエンジニア(SE)が作成した仕様書に基づいてシステム開発を行う職種です。
プログラマーと一口に言っても、担当する分野によって必要とされる言語や専門知識が大きく異なります。
例えば、
・Web開発:HTML、JavaScript、PHPなど
・アプリケーション開発:Java、Ruby、Python、C#など
といったように異なるため、業界に応じて適切な言語を身に付けるのが大切です。
フリーランススタートによると、フリーランスのプログラマーの平均月額単価は53.5万円で、年収にして642万円となります。
プログラマーの求人・案件を少し覗いてみる↓
Webデザイナーはクライアントから依頼された内容に沿って、Webサイトのデザインを制作する職種です。
クライアントの要望を達成できるように全体の構成を考えた上で、使い勝手のよいWebサイトになるようにデザインを設計していきます。
Webデザイナーに必要なスキルとして、
・デザインスキル
・PhotoShopやIllustratorなどのデザインツールスキル
・企画力
・HTMLやJavaScriptなどのプログラミングスキル
などが挙げられるでしょう。
フリーランススタートによると、フリーランスのWebデザイナーの平均月額単価は44.2万円で、年収にして530万円となります。
Webデザイナーの求人・案件を少し覗いてみる↓
グラフィックデザイナーとはクライアントの意向に沿って、印刷媒体やWebサイトに掲載する広告・パッケージのグラフィックをデザインする職種です。
また、ゲーム業界においてはゲームの世界観に応じて、2Dや3Dでキャラクターや背景をデザインする役割を担っています。
グラフィックデザイナーに必要なスキルとして、
・デザインスキル
・Photoshopやillustratorなどに関する知識・スキル
vSpriteStudioやLive2D、3ds Max、Mayaなどのツールスキル(ゲーム業界の場合)
が挙げられるでしょう。
平均月額単価はフリーランスタートによると52.9万円で、年収に換算すると634.8万円です。
グラフィックデザイナーの求人・案件を少し覗いてみる↓
コピーライターとはマスコミ媒体の広告や、Web関連のコピーを制作している職種です。
企画やコンセプトに基づいて、ターゲットの心に刺さり、行動を促すような覚えやすく説得力のある言葉を考えます。
また、所属する会社や規模によっては広告制作全体に広く関わりますが、フリーランスの場合はコピー自体のスキルが問われる専門的な色合いが強くなります。
コピーライターに求められるスキルとして、
執筆者:フリーランススタート編集部
フリーランススタートは、日本最大級のフリーランス向け案件・求人検索サイトです。
複数のエージェントの案件を一括検索でき、スカウト機能や案件を後で見返せる気になるなどの便利な機能も充実しています。
あなたに最適な案件探しは、フリーランススタートにお任せください!
フリーランスお役立ち記事を検索
あなたの経験職種のフリーランス案件を見てみませんか?
SNSアカウントでログイン